投資対象分野-人工知能(AI)

投資対象分野-人工知能(AI)

こんにちは! Nです。

2017年も最後になってしまいました。

本ブログでは成長株投資による資産の拡大を目的の一つとしていますが、現状は直近の株価上昇になかなか乗れていません。。

ただ、今年読んだ本の中で、下記の人工知能(AI)に関する本が非常に面白かったので、今回はそのご紹介です。

「人工知能と経済の未来」

「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」 井上智洋著 →amazon

人工知能(AI)に関しては、最近では何かにつけて「人工知能(AI)を活用した~」、「人工知能(AI)が管理する~」と、毎日のように「人工知能(AI)」という言葉を目にするようになった気がします。

少し前(1年くらい前?)までは今後の技術として紹介されていましたが、ここまで色々な会社で利用される話には至ってなかったと思います。

成長株投資を考える上で、人工知能(以下AI)のテーマは、今後、常について回るテーマとなってきそうです。

書籍の紹介

本書では足元のAI技術というよりは、汎用的なAIが普及した後の未来の社会の姿が書かれています。こちら未読の方は是非一度読んでみて下さい。

今後ありうる未来の形として、私は大変衝撃を受けました。。

特に衝撃を受けたのは下記3点です。

・2032年以降、人間は永遠に生きられる可能性がある

・機械が機械を生むことで爆発的に生産性が高まる可能性がある

・将来的なベーシックインカムの可能性

2032年以降、人間は永遠に生きられる可能性がある

本書では「カーツワイル」が予測する人間が永遠に生きられる可能性について、2つ紹介しています。

「ナノボット」の注入による病気の治療

私たちの体には、細菌が入ったら白血球が退治してくれるといった免疫システムがあります。白血球のような役割を果たすナノボットを注射したら、ナノボットは血液中を動き回りこのようなこのような免疫システムの働きを高めてくれます。ナノボットがガン細胞を退治したり、動脈硬化を治療したりすることも期待されています。 
このような治療法などの医療技術の発達により、「今後15年以内に人間は毎年1年以寿命を延ばせるようになる」とカーツワイルは述べています。


「カーツワイル」は有名な発明家で、スキャナーやシンセサイザーなどを発明しているそうです。

本当に15年以内に実現するのかは分かりませんが、既にそのアイデアがあるということは、そう遠くない未来に実現する可能性はあると思います。

ドラえもんのひみつ道具も、出てきた当初は想像の道具でしかありませんでしたが、現在では実現できているものも多数あります。

白血球のような仕組みを人工的に作って、人間の「中から直す」という発想には驚きました。

「マインド・アップローディング」

人間の脳内には、約1,000億個のニューロン(神経細胞)があり、ニューロン同士は約100兆個のシナプスによって接続され伝達し合っています。このような複雑な人間の神経系の全てをスキャンすることは相当困難でしょうが、原理的に不可能ではありません。


コンピューター上に特定の個人の脳とそっくりなソフトウェアを再現することで、意識をそちらに移し替えることが2030年代の後半には可能になると「カーツワイル」は予測しているそうです。

こちらも将来的にはできないことではない気がしてきます。。

永遠の命が手に入ると?

ただ、「マインド・アップローディング」の場合はどうなのでしょうか。

死にそうになった(肉体が衰えきった)時点で、意識をコンピューターに移して、データセンターのようなところに意識だけ残る世界になるのでしょうか。

はたまた、その時には肉体もロボットで与えられることになるのでしょうか。

そうなると頭も体もロボットなので、食事も睡眠も取らなくて良い状態になっていると思いますが、我々は永遠の命の中で何を目指して生活することになるのでしょうか。

また、意識を移すと言っても、実際にはコンピューター上に「コピーをする」ことになるそうです。そうなった時、肉体に残った意識はその状況をどう理解するのでしょうか。


「永遠の命」と聞くと、手塚治虫先生のマンガ「火の鳥」を思い出します。

登場するキャラクターは「永遠の命」を求めて右往左往するのですが、「永遠の命」を手に入れた後の課題もまだまだ多そうです。


すみません。意外と長くなってしまったので、明日に続きます!

まとめ

✔ 人工知能(AI)を利用した未来はすぐそこまで来ている

✔ 2030年代以降、永遠に生きられる可能性がある

✔ 自分で命の終わりを選ぶ未来が来るのかも!?

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