過去の成長株の続き
こんにちは! Nです。
前回成長株の値上がり期待について書いたのですが、銘柄がセコムだとやっぱり実感しづらく、、他には何があるでしょうか。
今は身近に使っているけれど、私たちが小さい頃はなかった商品、サービス。。
セブン&アイHD
例えばコンビニ
一般の方の利用頻度は分からないのですが、私のような30代男性、特に一人暮らしの方にはなくてはならない存在になりました。
家の近くにコンビニができ始めたのは中学生くらいですかね。
当時はスーパーで安い買いものをしようとしている利用者が多い中、定価販売をしており、余程緊急性のある買い物でない限り利用することはなく、こんなビジネスモデル上手くいくことはないだろうと学生ながらに考えていました。
それが今や数十メートル歩けばどこかのコンビニがあり、街に限らず、オフィスビルや商業施設にも進出して、いまでは本当になくてはならない存在となりました。
セブンイレブンの店舗数の推移はこんな感じ。
私が中学生だったのは1990年代後半(H8~10年頃)。
そのころの店舗数は7,000~9,000店。2016年時点で19,400店になっていますので、私の中学生の頃から比べても2.4倍。
ただ、よく考えてみると自宅の近くに店舗が出来ている時点で、かなり普及している段階ですよね。
グラフだけ見ると単純に右肩に上がっていますので、どこで急速に伸びたかも感じられないくらい順調に店舗数が増えています。
株価の推移
そして、株価の推移はこんな感じ。
あれ? 想像とだいぶ違いました。
私が中学生だった頃(1990年代後半)の株価は3,500~4,500円。その後、1999年に高値18,290円をつけて、今4,300円台。
完全にITバブルに引っ張られてますね。当時の投資家たちも、コンビニの店舗数が増えていくことを感じて成長性に期待したのでしょう。
店舗数の拡大を身近に感じていたような3,500~4,500円の時に買えていれば、わずか数年で4~5倍になっていました。ただ、株なので高値になったからといってそこまで持っていたのか、そこで売れているのかっていうのもありますけどね。
ここ数年は大体4,000円~5,000円台の株価推移。
コンビニはたくさんできて便利になったけど、ここからの成長性は乏しいということでしょうか。
直近のセブン&アイのセグメント別の業績はこんな感じ。
会社全体として過去最高の営業利益を更新しており、主力のコンビニエンスストア事業も順調な増益傾向にあります。
ただ確かに伸び幅は少なくなってきており、ここからの大きな成長の余地は乏しいようにも感じます。
今後の見通し
会社IRを見ると、今後は世の中の高齢化、世帯人数の減少に伴う中食市場の拡大に対応した店舗運営。人件費の高騰に対応したシステム拡充による更なる効率化により利益確保を行っていくようです。
ここから更に我々の生活を大きく変えるというところまではすぐには起きなそうですかね。
新サービス
ちょっと気になったのは、来年春に向けたスマホアプリの展開予定。
セブンイレブンはこれまでもPOSシステムによる運営の効率化をしていましたが、購入者毎それぞれの購買情報まで集めることで、更なる効率化、売上の拡大を図っていくようです。
アプリの利用もコンビニ商品の値引きとかけ合わせれば、利用者はすぐ増えそうですしね。他のコンビニにあるポイントカードのシステムは毎回の手続きが面倒ですが、アプリ上でnanacoなどの決済手段と結びつければ、ユーザーの利便性も向上できそうです。
今後もどんなサービスが出てくるか楽しみです。
まとめ
✔ セブンイレブンの店舗数は20年で2.4倍、株価は数年で約5倍の時もあった!
✔ 今後は既存店の改善が中心となり、更なる成長余地は乏しいかも
✔ 店舗の音楽はいつまで清志郎なんだろう