ビットコイン狂想曲

ビットコイン狂想曲

こんにちは! Nです。

今回は先週あったコインチェックのNEM流出とその補償についてです。

コインチェック NEM流出580億円分

先週金曜日の夕方、外出先で友人からNEM流出の連絡を受け驚きました。

ちょうどお客さんへの訪問の直前だったのですが、早く打ち合わせを終わらせて詳しく知りたい。。と思いましたね。

幸いNEMは持ってなかったのですが、コインチェックで保有している通貨もあり、この先どうなってしまうのかはまだ分かりません。。

NEM保有者への補償を発表

しかし、そんな心配もよそに、その翌々日にNEM保有者への補償をリリースしました。

「不正に送金された仮想通貨NEMの保有者に対する補償方針について」 →URL

補償金額の算出方法に不満がある方もいると思いますが、完全0になってしまう可能性があったものが8割戻ってくれば、良い方ではないでしょうか。。

まだ、他の通貨も含め本当に返ってくるかは分からないので楽観できませんが。

いろいろな噂はありますが、コインチェックはかなり儲かっているようです。

昨日の日経新聞では下記のように報じられていました。

2月3日付 日経新聞 「仮想通貨 未熟な「取引所」」 →該当記事

「顧客と売買する際に一定の利ざやを上乗せして稼いでおり、その幅は「売買の往復で最大10%」(業界関係者)。1%以下の外国為替証拠金(FX)取引と比べると桁違いだ。

(中略)

昨年12年ビットコインの取引額は3.2兆円に膨らんだ。厚い利幅を考慮すれば、月間収益が300億円を超える月もあったようだ。」


そうなんです。コインチェックの取引手数料はメチャクチャ高いんですよね。

「売買の往復で10%」については、その時のボラティリティ(価格の変動率)で変動があるものだと思いますが、私の見ていた範囲では、片道だけでも7~8%になっていた時もあったと記憶しています。

仮に往復で15%だとすると3.2兆円×15%=480億円で、460億円の補償金を単月で捻出できますね。。

月間収益300億円の規模

仮に月間の営業収益が300億円で、単純に年間3,900億円とするとどういう規模でしょうか。

証券会社の最大手、野村證券の2017年度のIR資料をみてみました。

野村証券 2017年3月期決算説明資料 →PDF

2017年3月期の営業部門(個人向け取引部門)の営業収益が3,744億円でした。

営業部門の構成人員は約1万人で、その1万人が1年間必死に営業して稼いだ収益と同等ということです。

利益面でいけば、野村證券はその構成人員の人件費を含めた費用を負担しなければなりませんので、営業収益3,744億円に対して、税引前利益は利益率約20%の748億円です。

一方で、コインチェックのかかる基本的なコストは、売買システムの稼働費用と、社員数十人の社員の人件費と考えると、利益の額も相当ではないでしょうか。


参考までに、ネット証券の大手、SBI証券の収益状況も見てみましたが、2017年度の営業収益で900億円でした。

金銭感覚麻痺しますね。。

そして人を呼べば呼ぶだけ儲かる訳ですから、それはあれだけテレビCMもやりますよね。

ビットコインはバブル?

さて、そんな中でのビットコイン価格ですが、昨年12月には一時200万を超えていたものが、足元では100万円を切る水準になっています。

今回のNEM流出の件もあり、このまま終わってしまう流れでしょうか。。

以前にも書きました通り、個人的にはビットコインはバブルだと思っています。

ビットコインはバブル!? 取引シェア 日本4割 こんにちは! Nです。 本日はもう一つ。火曜日に出ていましたこちら。 ...

ビットコインは本当にこのまま終わってしまうのか?

一方で、私もあれから色々と見聞きしているのですが、ビットコインは通貨という側面もありますが、今後の世界の発展に必要な技術となるようです。

現在付いている価格が、果たして適切な価格なのかは分かりませんが、実際の利用度合いに応じて相応の価値が付いてくるものと思われます。

現在はその期待値に応じて価格が付いているのと、その値動きに乗じた投資(投機?)資金が出入りしているということですね。

今後必要と思われるビットコインの技術については、別途まとめてみたいと思います。

まとめ

✔ 今回の仮想通貨の流出金額は過去最大

✔ コインチェックはものすごく儲かっている可能性がある

✔ ビットコインは、結局バブルなの? バブルじゃないの!?

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