インフレへの足音!? 業務用米高値

インフレへの足音!? 業務用米高値

こんにちは! Nです。

ここのところ日経記事に関する話が多くてすみません。。最近、気になる話題が多く。。

パックご飯や牛丼値上げ 業務用米高値が直撃

日経新聞 12月9日付 「パックご飯や牛丼値上げ 業務用米高値が直撃」 →該当記事

中食や外食で使うコメが大きく値上がりしている。

平均取引価格は前年比11%高い1俵(60㌔)1万4500円。安値だった2014年産との比較では43%上がった。

業務用米の価格が大きく上がっているようです。


一般の感覚は分からないのですが、私のような一人暮らしの人は外食やお弁当などの中食の機会は多いと思うので、影響を肌で感じる部分が出てきそうです。

記事にもありますが、牛丼屋を運営している「すき家」では、材料費や人件費の上昇を理由に、先月、価格改定も行っています。 →該当リリース

またこちらは以前、インフレの話題の記事でも取り上げましたが、コンビニのお弁当の販売価格はそれほど変わっていないものの、ご飯の量が少しずつ少なくなっている気がします。。

過去のインフレの話題の記事。

投資の目的(2) こんにちは! Nです。 すみません。 前回は最初から私利私欲にまみれたブログになってしまいました。。...

値上がりの理由

値上がりの理由は、

農家が高収入を狙えるブランド米や補助金をもらえるエサ用のコメに軸足を移し、不足感が強まった。

とのことです。

農家側の収益性を考えるとブランド米に軸足を移すというのは仕方ない選択ですね。

また、飼料用の穀物もアジア圏の中間層の拡大による食肉化が進んでおり、それに伴う飼料用の穀物の価格も、今後の値上がりは避けられないものだと思います。

そうなってくると、やはり資産保全の為の株式投資の選択が、本当に避けられない選択になるかもしれません。

業務用米の価格推移

なお、同価格推移は農林水産省や農協のデータをもとに試算をされているとのことで、農林水産省のデータも確認してみました。

農林水産省「コメに関するマンスリーレポート」 →レポート

相対取引価格と民間在庫量


あれ? 

確かに3年前の平成26年と比べると、足元は30%近く上昇しています。また記載の価格は家庭用米の価格を含んでいるので、値上がり幅に差があるのは分かります。

ただよく見ると、2012年(平成24年)も同じような取引価格になってます。いや、むしろ足元より高いです。


これはどういうことでしょうか。足元の3年だけを切り取って、価格の高騰と言ってしまって良いのでしょうか。。?

米の価格決定について

米の価格については詳しくないのですが、補助金や生産調整などにより価格調整も行われているはずです。

価格調整がされていることを含めてこのグラフを見ると、特定の価格帯での価格推移となっており、価格調整による成果が出ているようにも見えます。


しかも、日経新聞の翌10日付では「デフレ脱却へ薄日」と題して、デフレ脱却から今後のインフレの可能性を示唆する記事を1面で出していました。何か日経さんの意図があるのでしょうか??

日経新聞 12月10日付 「デフレ脱却へ薄日」 →該当記事


考え過ぎですかね。。

米の価格については、分かっていないことも多いので、別途機会を設けて詳しく見てみたいと思います。

まとめ

✔ 業務用米の値上がりにより、我々の生活にも影響が出てきている

✔ 現在の米価格は一定レンジの価格推移に留まっている

✔ 今後については、もう少し詳しく見てみます

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