みずほFG リストラ1.9万人分検討

こんにちは！　お休み中のＮです。

すみません。日経平均続伸のショックを受けているわけではないのですが、先週は更新をお休みしてしまいました。

そんな中、みなさん先週のニュース見ました？

みずほフィナンシャルグループ(FG)で、1.9万人分の業務削減を検討しており、他のメガバンクでも同様に構造改革を行うそうです。

私は銀行にいたわけではないのですが、削減の方法として、支店の事務作業の見直し、自動化による業務の見直しによりコスト削減を行うとのことで、証券会社も同じような立ち位置かなと、感慨深いものを感じています。。

あの時、証券会社を辞めた私は正解？

これからの世の中どうなるんだ？　・・・と。

確かに、事業を行っている人は別かもしれませんが、今どき送金の手続きもネットでできますし、わざわざ店舗に出向く必要はなくなりましたよね。

私が証券会社にいた頃も、途中から支店での現金の取扱いをしないことにして、現金の管理コストを減らしてました。(入社当初、商品の買付けの為に、何百万かの現金を受け入れて、お客さんの目の前で数えるのは感動したんですけどね。)

事務作業が自動化できれば、更に削減できる部分があるのでしょう。

ただ気になったのは、グループを含めた社員６万人に対して、1.9万人て多すぎません！？　ほぼ３分の１ですけど！？

証券会社の支店の場合は、ほとんどが営業部隊で、主に事務処理を担当する総務の人は、支店全体の10％、多くても20％はいないと思います。

本社機能の該当の人を含めるともう少し人数は増えると思いますが、それでも今までの事務作業が急に０になるわけではないとので、そこまで大きな数字になるのかと。

まあ、証券会社と銀行では必要な事務作業の量も違いますし、営業担当自身が行う事務作業を含め、やはり銀行の方がそういう作業が多いということですかね。

もう一つ気になったのは、みずほFGって、つい3、4年前までは「手数料収入の拡大！」、「貯蓄から投資へ！」などを揚げて、投資信託、保険等の販売に力を入れる為に、店舗の人員を増やすって言ってませんでしたっけ？

そう考えると、表面的にはRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の導入などと、新しい技術による業務の効率化を理由にあげていますが、そもそもこれまでの経営の方針が上手くいっておらず、水面下で軌道修正を図っているようにも感じます。。

マイナス金利による利ざやの縮小は大きいと思いますが、先日の金融庁の金融商品の販売に係る指摘も大きかったのではないでしょうか。

金融庁が指摘したような「顧客本位」の営業をしようとすると、銀行側が期待する手数料収入が得られず、当初見込んでいた収益性を確保し続けられなくなってしまったとか。。

元々銀行の本業は貸付業務であり、収入源はその金利なので、低金利、カネ余りになったといっても、本来の銀行業(貸付業務)だけの影響であれば、このタイミングでそこまで大幅な削減は必要ないような気がします。。

金融庁の指摘をきっかけに、ついに金融商品の手数料収入で稼ぐビジネスモデルが限界となって、体制の転換をせざるをえなくなったということではないでしょうか。

そうだとすると、私の証券会社の退職は、現時点では一応正解ということかもしれません。

ちょっとこの辺りの銀行の方針転換の流れは、別途、掘り下げてみたいと思います。

ただもう一方で、新卒の就職先としての銀行を考えた時、漠然とした不安を感じます。

私が大学を卒業した頃は、大手銀行に入れば安泰というイメージで、女の子も銀行の一般職になればとりあえず安心して生活できるみたいな。希望の就職先がないなら、一旦銀行に入っておけば良いかみたいな。

実際、銀行に入社した同期は何人もいます。

大学の専攻が会計だったこともあるんですが、同期の就職先はだいたい銀行、メーカーで落ち着くんですよね。ただ、メーカーだって、当時の大手メーカーは東芝、シャープ、、、(※話が逸れるのでここまでにします。)

今の大学生達はどうやって会社選びをするのか、もし上手く就職先を見つけられない学生が増えてしまったら、その先の日本はどうなってしまうのか、、、

直接私に関係があるわけではないですが、この先の日本は更に厳しい社会になっていくのかと、漠然とした不安を感じました。

株の買い逃しと含めて、無駄に不安を募らせています。。

まとめ

✔　みずほFGの人員削減数は全グループ社員の１/３

✔　事務作業の効率化だけで、そんなに減らすことができるのか！？

✔　新卒の会社選びがもっと大変になるかも！