2017年の投資信託振り返り

2017年の投資信託振り返り

こんにちは! Nです。

今年も昨年に続き、投資信託の話題です。

投信実力点検

昨年末12月13日~12月22日の間、日経記事にて「投信実力点検」と題して、2017年の投資信託の振り返りが行われています。

その中でも気になったのがこちら。

12月20日付 「投信実力点検(6)高配当・高成長に資金」 →該当記事

2017年1~11月の資金流入額のランキングが紹介されていました。

順位 投信名(運用会社)              資金流入額(1~11月)
1  LM・オーストラリア高配当株(レッグ・メイソン) 2,720億円
2  野村インド株投資                2,587億円
3  ひふみプラス(レオス)              2,280億円
4  フィデリティ・USハイ・イールド        1,767億円
5  ニッセイ豪州ハイ・インカム株式         1,506億円
(注)14年12月末以前に設定した投信が対象。


あれ? やっぱり分配型投信の人気がありそうですね。。

2017年1~11月資金流入額ランキング

1位 LM・オーストラリア高配当株(レッグ・メイソン)

1位は「LM・オーストラリア高配当株」。名前の通り、オーストラリアの高配当株に投資する投資信託です。

現在、毎月150円の分配金を出していますが、支払状況はどうでしょうか。

次回以降、今年はこちらのファンドから詳しく見ていこうと思っています。

2位 野村インド株投資

野村證券は2017年、同ファンドに力を入れていたようです。

昨年10月に検証したこちらの記事でも2位の販売投信になっていました。

証券各社の投資信託ランキング こんにちは! Nです。 すみません。まだ分配型投信の話の続きです。 まだ、良くわから...

また、その間のインドの株価は大きく上昇しており、基準価格も2017年の年初20,400円台から28,600円台まで、約40%上昇しています。

分配型投信の販売が疑問視される中で、早くもその販売方針を改めて、顧客の利益に繋がる商品の販売に切り替えているのは素晴らしいと思います。

3位 ひふみプラス(レオス)

こちらも昨年話題になりました。

独立系投信が存在感 こんにちは! 先週に続いてテンション下がり気味のNです。 今週は、先週の日経新聞の記事の話題から...

ただ、独立系投信でここまで資金を集めているということには驚きました。

こちらの投信も、機会を設けて見ていければと思います。

4位以降、、

4位以降はおなじみの分配型投信です。

4位の「フィデリティ・USハイ・イールド」は当サイトでも以前検証させて頂きましたので、よろしければどうぞ。

人気投信解説-ハイイールド債券投信 こんにちは! Nです。 今回は分配型投信の中で、米国REIT投信の次に人気が高い投資...


5位の「ニッセイ豪州ハイ・インカム株式」も名前の通り、1位の「LM・オーストラリア高配当株」と同様にオーストラリアの高配当株に投資する投資信託ですね。

米国REITが不調になった後は、豪州の高配当株投信に資金が流れる傾向になっているのでしょうか。このあたりも気になるところです。

米国REIT投信の話題も

一方で、資金流出の投資信託として米国REIT投信も紹介されていました。

一方、資金流出が目立ったのが、海外の不動産投資信託(REIT)で運用する大型ファンドだ。「新光US-REITオープン」からは今年に入って約3,000億円が流出。急速に回復してきた米国のREIT相場が頭打ちとなり分配金を引き下げた影響が出た。


「新光US-REITオープン」は、何度かご紹介した通り、厳しい運用状況の投信なのですが、ここで気になったのは「分配金を引き下げた影響が出た」の部分です。

もちろん「分配金の引き下げ」があれば、資金流出に繋がりやすいと思うのですが、逆に「分配金を引き下げるまで」はやっぱりお金が集まってしまう(販売してしまう)ということでしょうか。。

1位の「LM・オーストラリア高配当株」も、あくまで高い分配金を出しているから、資金が集まっているという評価のような気がします。

分配金の支払いについて

分配金はあくまで運用会社が決めている金額なので、保有期間の運用成果とは関係なく支払われます。

投資信託を選ぶ環境として、あくまで組入資産の期待利回り、今後の見通しを基にした選択ができる環境が整うと良いと考えています。

まとめ

✔ まだまだ分配型投信の人気は高い

✔ 米国REITの次は、豪州の高配当株投信に資金が流れていそう

✔ 分配金に左右されない投資環境ができると良いと思う

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