人気投信解説-米国REIT投信
こんにちは! Nです。
今回は、分配型投信の中でも特に人気が高い投資信託。米国REIT(リート)投信のお話です。
人気の米国REIT(リート)投信
代表的な投資信託は下記ですね。
フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)
新光 US-REITオープン(愛称:ゼウス)
既にお持ちの方もいますでしょうか。
「フィデリティ・USリート」は、前回の人気投資信託ランキングで、野村證券で3位、SMBC日興証券で5位に入っていました。
ランキングだけ見ると、そこまで上位ではないようにも見えますが、同投信の純資産額は1兆2千億円で、指数連動型の投資信託を除くと、全投資信託で1位の純資産額です。
※「指数連動型の投資信託」・・・日経平均などの指数に連動した値動きをするインデックス型の投資信託。
続く「新光 US-REITオープン(ゼウス)」は1兆1千億円で、純資産額2位、大手証券会社の人気ランキングには上がって来なかったのですが、銀行系証券、銀行窓口などでの販売が多いようです。
また、大和証券でランキング1位だった「通貨選択型 米国リート・αクワトロ(毎月分配型)」も、上記2商品とは異なりますが、名前の通り、米国REIT(リート)に投資する投資信託ですね。
このように米国REIT(リート)投信は投資信託業界で大人気なんです。
そもそもREIT(リート)ってなんだ?
REIT(リート)は「不動産投資信託」とも呼ばれており、株式の不動産版と考えて良いかもしれません。
株式の場合、投資家が出したお金を基に事業を行うことで、その事業から得られる利益を配当金として配分していますが、REITの場合、投資家が出したお金を基に不動産を取得して、その不動産から得られる家賃収入を投資家に配当金として配分しています。
組み入れられた不動産自体も、テナントの需給やその他の要因により価格が変動しますので、それに応じてREITの値段も変動がありますが、REITの多くは証券取引所に上場していますので、株式と同じように市場で売買ができます。
通常、不動産投資をする為には、物件取得の為の大きな資金が必要となりますが、REITを通して、手軽に不動産へ投資できるようになっています。
そんなREITは、株、債券と合わせた、分散投資の選択肢の一つとなっており、REIT自体が悪い商品という訳ではありません。
では、何が米国REIT投信の評価を下げているのでしょうか。
人気の米国REIT投信の何が悪いの?
はい。やはり投資信託の分配金ですね。
直近の「フィデリティ・USリート」の基準価格は4,059円(2017年10月20日現在)。
これに対する分配金は毎月70円。
年間で840円ですので、元本約4,000円に対して約21%の分配金が受取れます。
「新光 US-REITオープン(ゼウス)」も基準価格は2,957円(2017年10月20日現在)。
これに対する分配金は毎月50円。
年間600円で、元本約3,000円に対して、同じく約20%の分配金が受取れます。
では、実際そんなに利益が出ているのでしょうか。。
スペースの都合上、次回に続きます!
まとめ
✔ 米国REIT投信は投資信託業界で大人気!
✔ 米国REIT投信は、分配金が大きい
✔ 投資信託の話を始めると、話が長くなる!